身近な「時間と心のゆとり」アドバイザーのあつやです。自分自身が時間をうまく活用できなくて困ったり、あがり症・人見知り・引っ込み思案で悩んだりゆとりがなかった経験から、専門の心理学や時間学の知識を活かして、ブログやHP・SNSなどで解決策を共有したり、本や小冊子で伝えています。
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人生を豊かにする時間術 -幸せな時間の使い方読本―
はじめに ―3つの想いと本当の自分―
一章 ワーク・ライフ・パーソナルバランスのすすめ ―「パーソナル」の提案―
1.ワーク・ライフ・パーソナルバランスとは
2.なぜ「ライフ」と「パーソナル」が大切なのか
3.ワーク・ライフ・パーソナルバランスがとれないと、ゆとりがなく、楽しくない
二章 なぜ時間術だけでは失敗するのか ―誰もが失敗を経験している―
1.「はっきりとしたゴール」や「強い想い」を持っていないから
2.やることが多すぎて小手先のワザでは歯が立たないから
3.ライフスタイルとして行動が習慣化されていないので長続きせず、成果につながらないから
三章 時間の不思議な性質 ―知れば怖くない―
1.時間は誰にでも平等…「いつでも」「どこでも」「誰にでも」物理的な時間は一緒
2.時間の流れは元に戻らない…流れてしまった時間は戻らない
3.人生の残り時間は減る一方…決して増えることはない
4.自分の時間はいつ終わるかわからない…だから真剣勝負
5.時間は伸び縮みする…心・身体・環境で時間の感じ方が変わる
四章 時間はお金と似ている?(時間の経済学) ―浪費・消費・投資―
1.密度の低い時間をなくす(ダラダラ・ノロノロ)(浪費)
2.中断・空白の時間をなくす(スカスカ)(浪費)
3.効率良く、上手に使う(ムダなく100%すべて使い切る)(消費)
4.前向きに、楽しく使う(楽しく、アクティブに、エンジョイする)(消費)
5.時間を貯めて使う(今の時間を未来で使う)(投資・貯金)
6.時間を増やす(2倍、3倍にして使う)(投資・貯金)
7.人の時間を買う(時短、サービス、ノウハウ)(投資)
五章 「ワーク」をうまくさばく仕組みづくり ―「アポイント」と「タスク」のさばき方―
1.「アポイント」と「タスク」(「人との約束」「自分との約束」)
2.タスクのタイムロック
3.「ワーク」をさばく具体的な仕組み
①やること(相手の数)を減らし、すっきりさせる仕組み
②やることを先延ばしせず、すぐ取りかかる仕組み
③頭と心の雑音を減らしてすっきりさせる仕組み
④「タスク」を自働化、習慣化し、あれこれ考えなくてもすぐに取りかかれるようにする仕組み
⑤やっている作業のスピードを落とさない・中断させない仕組み
⑥モノへのアクセスタイムを減らす仕組み
⑦時間泥棒を退治する仕組み
⑧作業を素早く片付け、ものごとを早くアウトプットする仕組み
⑨作業の二度手間を省き、一度で済ませる仕組み
⑩人の力を借りて成果を出す仕組み
⑪アポイントを断り、会わないで済ませる仕組み
⑫アポイントをコントロールし、なるべく減らす仕組み
六章 特別公開 「ライフ」と「パーソナル」を豊かにするための秘密の仕組み
1.時間の主(あるじ)となる
2.「ライフ」(家族)
①一緒にいること自体を大切にする
②家族それぞれの楽しみに着目する
③その日のテーマを1つに絞り込む(一点豪華主義)
④「モノ」より「想い出」を大切にする、そしてプラスアルファ(シャンパン、花束、ケーキ)
⑤「楽しかったね、ありがとう」の気持ちを言葉で伝える
3.「パーソナル」(個人)
①等身大の自分の心に素直に耳を傾ける (やりたいこと、想っていること、伝えたいこと)
②チャンスの時のために好きなことを学び続けること
③夢を見るだけではなく、叶えるために行動すること
④運を信じて一期一会のワンチャンスを活かす(人、本、モノ、体験)
⑤朝や休日のゆとりのひとときを楽しむ
七章 家族の時間は「今」しかない
附録 時間雑感 ―日々のひとこと、つぶやき―
おわりに ―時間は命、限りある時間を大切に―
おわりに ―時間は命、限りある時間を大切に―
時間は命そのものです。
生きている限り毎日1440分平等に与えられます。でも明日に持ち越すことはできません。今使うしかないのです。
過去に固執していても時間の流れは戻りません。やり直すこともできません。タイムマシンもリセットボタンもないのですから。今どう生きるかを考えましょう。今動けば未来が変わります。
現代の私たちの生活は、「やること」が多すぎます。それによって毎日疲れてへとへとになっています。まるで「千手観音を相手に百人組手をしている」ようです。
世の中が豊かでたくさん楽しいことがあるのに、心も身体も疲れてハッピーではないのです。
仕事に追われ、家族との時間や自分の楽しみの時間、ほっと一息つくゆとりの時間も取れず、ワーク・ライフ・パーソナルバランスがくずれ、心も身体も悲鳴をあげているのです。
こういう時こそ「本当の自分は何をしたいと想っているのか」をあらためて考えてみましょう。
自分の心に正直に、正面から、素直に向き合って自問自答してみてください。
何が見えましたか。
私は3つの想いが見えました。
①好きなこと、やりたいことをする時間を持ちたい
②家族(大切な人)との時間を持ちたい
③ゆったりとした気持ちになる、ゆとりの時間を持ちたい
それが見えたら「何がしたいか(ゴール)」「なぜしたいのか(想い)」をしっかり強く持ってください。
そしてそれができたら、大切なものから順に手に取っていきます。すべて拾うことはできません。
まず「やること」を減らしてから、いろいろな仕組み、時間ツール、ワザ、つまり時間術をうまく使って「タスク」をさばいていき、家族や自分の時間をつくっていきましょう。
時間を使う時には、その性質や使い方のパターンなどを理解していると上手に使うことができます。
そして小手先のワザに頼らずしっかりした仕組みをライフスタイルとして習慣化していきましょう。
「ワーク」の比率が減ってくると自然とゆとりが出てきて、家族や自分の時間を考えるようになります。
そのときも先ほどの「秘密の仕組み」などを参考に楽しんでいくときっと豊かで幸せな時間を過ごすことができます。
それぞれの時間も「ON」と「OFF」のバランスが大切です。「ONがあるからOFFがある」ということです。そのメリハリがうまくつけられるようになると本当の意味での「ワーク・ライフ・パーソナルバランス」が実現できるのではないでしょうか。
やがて幸せの種から芽が出て、大きな花が咲き、豊かな実をつけることになるでしょう。
この本を手にしたあなたにそうなっていただければこの本を書いた甲斐があったと思います。
また、私の家族やまわりの人たちにも何かを伝えることができたなら、私がこの世に生きた証となるでしょう。
あなたのこれからの人生が豊かで幸せなものになるように祈りつつ筆を置くことにいたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。 enjoylife!
岩下敦哉
著者プロフィール
岩下敦哉(いわしたあつや)
1968年東京生まれ。早稲田大学大学院修了。大学アドミニストレーター。
1987年よりエンジョイライフ時間塾を主宰。塾長・講師。
エンジョイライフコンサルティング代表。
「ワーク・ライフ・パーソナルバランス」という家族や個人を大切にする生き方や「テマヒマかけずにエンジョイライフ」という新しいライフスタイルを提案し、ホームページやSNSで日々「エンジョイハックス」(楽しく生きるための知恵袋)などを発信している。
日本心理学会、日本人間工学会、宇宙航空環境医学会、日本教育社会学会、大学行政管理学会、日本社会心理学会、日本高等教育学会、日本時間学会などに所属。
著書 人生が爽やかに変わる時間術 ぱる出版
小冊子 『エンジョイライフ時間塾 奥義秘伝の書 「時間、七つの困りごと」』
ホームページ http://www.atsuya-iwashita.jp/
「早寝早起き」ではなく、「早起き早寝」
早寝早起きはなかなかうまくいかないことは経験的にわかると思います。
いきなり早寝といっても、なかなか早く眠れないと思いますし、かりに早寝できたとしても、確実に早起きができるというものでもありません。
早起きを習慣にしたいのであれば、とにかくまず「早起き」をしてみることです。だまされたと思ってそこから始めましょう。
最初は多少つらさもありますが、まず起きる時刻を固定してしまいます。すると、起きていられる時間が経過すると、自然と眠気がさしてきます。
そうなったときにためらわず寝てしまうのです。これをくり返しているうちにだんだん寝る時刻が安定してきます。そうなったらしめたものです。あとは、そのまま起きる時刻を固定してしまいましょう。早起きするようになると、自然と早寝をすることになり、結果的に「早寝早起き」の習慣が身につきます。
一番の時間の浪費はさがし物である
あなたもいろいろな本やデータでその恐ろしさはよくご存知だと思いますが、「さがし物」は最大の時間の浪費です。でも、なかなかなくなりません。
さがし物は「モノが見つからない」という状況のことに着目してしまいがちですが、実は、あなたの行動を変えることによって格段に減らすことができます。
まず、「モノを減らすこと」です。持っているアイテム、相手をする数を減らすことにより、管理しやすくしましょう。同じ機能を持つモノ、不要なモノ、使っていないモノ、使う頻度の低いモノを減らしましょう。
次に、「使う場所の近くに使いやすいようにモノを配置する」ことです。使いたいときにすぐ使え、使いやすいように出すことができると時間もテマも少なくなります。
そして最後に、「使ったら元に戻す」ということです。おそらくこれが一番苦手ではないでしょうか。
元の場所に戻しておけば「定位置・指定席」が守られ、整理整頓完了です。
モノを減らしたり、探しやすい仕組みをつくることでずいぶんムダな時間やテマを減らすことができます。
マルチペンとポストイットを家中に置く
外出のときに持ち歩くだけでなく、家の中でもアイディア、タスクなどを思いついたときにすぐメモできるように、家のあらゆる所にマルチペンとポストイットを置いておきましょう。
とくに、トイレ、ベッドルーム、脱衣所、キッチンなどでは、アイディアを思いついたり、ふと用事を思い出したりすることがあります。
でもまたすぐに蒸発して消えてしまうので、その場でメモすることが大切です。
ぜひ試してみてください。自分時間を有効に使えるようになります。
紙の手帳を使う
「シンプル」「スマート」「スピーディ」に動くには、司令塔となる手帳へのアクセスタイムが重要です。
人とのスケジュール調整や不意に入った予定など、電源を立ち上げたり、データを読み込んだりするアクセスタイムがなく、いつでも持ち歩ける紙の手帳が便利です。
サブの手帳やデジタルデバイスのスケジューラーを併用するにしても、紙の手帳が優れている点が多いのでメインは紙の手帳がおススメです。
ポストイットを使う
ポストイットは時間を節約するのに大変便利なツールです。
単純なメモとして使うだけではありません。
手帳にそのまま貼れるので、タスクリスト、データ、地図、拡張メモ、連絡先リストなどに使えます。
また、机や壁にそのまま貼れるので、掲示、訪問メモ、メッセージ、マーキング、連絡票などにも使えます。
そして、そのまま人に渡せるので、メモや伝達事項もいちいち書き直す必要もなく、時間がムダになりませんし、貼ってはがして並べ換えが自由なので、ブレインストーミングや頭の整理、意見交換などにも最適です。
「書き直しのテマヒマがかからない」「多用途に使える」「貼れる」という時間活用においてはなくなはならないアイテム、ツールのひとつです。
「時間はお手玉・ジャグリング」、投げ方次第でいくつでもできる
時間は上手に、素早く、手際よくまわしていけば、お手玉やジャグリングのように、一度に扱う玉の数、相手の数を増やすことができます。
少しずつ上手になるように訓練していきましょう。
時間の貯金「貯時間」をしよう
「先延ばし」と反対に「先取り」してものごとを進めると、時間にゆとりができます。
そのゆとりをアクティブなことに再投資することによって自分時間が雪だるま式に増えていきます。
ある意味、時間の貯金「貯時間」をしたことになります。
できるだけ自分のために時間の貯金をするように心がけましょう。
他人の時間を買う
知識、経験、本、講演会、サービス、技術など他人が培ってきたノウハウなどを買えるのであれば、同じだけ自分の時間を費やすより買ってしまいましょう。
それらを買うことによって自分時間が増え、あなたにしかできないことをやることができます。
迷わず、他人の時間を買いましょう。
交通機関は金額ではなく、時間優先で選ぶ
同じ目的地へ行くのに、複数の選択肢があります。
「そこへ行って何かを成し遂げる」というゴールがあるのであれば、迷わず「時間優先」で交通機関を選びましょう。
たいがい時間優先で考える方が心身ともに負担が少ない場合が多く、結果としてトータルでの成果を出しやすくなります。
本はたった数時間で他人の人生を教えてもらえるツールである
読書の素晴らしさは、その本を書いた人のノウハウや哲学、人生をたった数時間で追体験できるところにあります。
こんなに素晴らしいツールきはありません。
昔の人が書いた本も読むことができるのです。
まさに「タイムカプセル」です。
ものすごい圧縮率の時間貯金ではないでしょうか。
本を読まないという選択肢はありません。
専門のサービスを使う
多少お金がかかっても、専門のサービスを使うことをお勧めします。
専門サービスを受けると、そのことにかかる自分のテマヒマだけでなく、そのことを自分が上手にできるようになるためのスキル獲得・時間、道具の準備や片づけのテマヒマ・コストなどをする必要がなくなり、格段に自分時間が増えます。
たとえば、洗車、エアコン掃除、庭木の手入れ、日曜大工、料理、家事など身近なことでもいろいろあります。
専門のサービスを使い、自分時間が増えた分家族のため、自分のための時間を有意義に使いましょう。
朝は時間が限られていて、しかも意外にやることが多い
おそらくあなたも感じていると思いますが、朝の時間は限られています。しかも意外にやることが多いのです。
だから当然気持ちがあせってきます。
そこで、やること自体を限定し、そのあせりから解放されましょう。
時間が限られているのは仕方ありません。かといって、早起きして作り出した大切な時間を身支度に使いたくはありません。
ならば、「やること」の方を減らしてしまいましょう。相手をするタスクの数を減らしてシンプルにすれば、頭の中もスッキリしますし、心も落ち着いてきます。
また、朝の作業はタスクリストや持ち物リスト、時間割などでなるべくルーチン化し、いちいち考えなくてもよいような仕組みづくりをしましょう。
いらないダイレクトメールは断る
一事が万事です。
毎日帰宅すると、郵便受けに不要なダイレクトメールが届いていると思います。あなたはどうしていますか。
ひとつずつ手にとって、イヤイヤ開封し、不愉快な思いをしながらゴミ箱に捨てます。
相手が勝手に送りつけてくるのだから仕方がない、と思わず、相手に連絡して送付を止めてもらいましょう。
たった一度だけ、テマをかければ、もう二度と送られてきません。この「イヤイヤ作業」から一生解放されるのです。
精神的な苦痛もさることながら、いちいち開封して中身を確認し、捨てるという一連のムダな作業がなくなるだけでも自分時間が確実に増えていきます。
1分節約すれば、1分長生きしたのと同じです。
限られた時間の中では「できることだけ」をやる
限られた時間の中では、「できること」から手をつけ、「できることだけ」をやるようにしましょう。
時間が限られている状態で最大限のパフォーマンスを出していくには、「できないこと」に着目するのではなく、まず「できること」から手をつけ、1つでも多くの完成品をつくっていきます。
確実に成果が上がってくるので、精神的にも落ち着き、全体がよい方向に好転していきます。
そのうち、「できないこと」自体が不要となることもありますので、とにかく「結果」「実績」を残しましょう。
「ブルーマンデー」を退治する
毎週日曜日の夕方、必ずあなたを襲ってくる恐ろしい怪人「ブルーマンデー」。経験がありませんか。
よく考えてみると、月曜日の朝までまだ半日以上あるのにずっと頭にこびりつき、決して離れることがなく、そのまま職場まで引きずってしまう恐ろしい相手です。
何となく仕事のことが気になったり、ダンドリや予定のことを考えてしまい、せっかくの休日気分が台なしになってしまいます。
それを退治する方法があります。
それは、「休日にはいる前の日の午後、翌週月曜日の予定とダンドリを確定させてしまうこと」です。たったそれだけです。
週明け月曜日になってから、手元にある仕事、抱えている仕事などを確認し、ダンドリや準備をしている間に外部から新たなアポイントや仕事が舞い込んでくるのが月曜日です。
あらかじめ自分の動き、やること、手順、ダンドリを決めておいて、手帳に記入して、準備まで終えておき、朝職場に着いたら何も考えなくてもスタートできる状態にしておきます。
仮に外部からアポイントや仕事が入っても、「この時間は予定が埋まってます」「このぐらいの時間で終わります」などと冷静に対応できますので、時間と気持ちにゆとりができるのです。
これだけで「ブルーマンデー」を退治できます。
とても簡単な方法ですので、あなたもぜひ試してみてください。