身近な「時間と心のゆとり」アドバイザーのあつやです。自分自身が時間をうまく活用できなくて困ったり、あがり症・人見知り・引っ込み思案で悩んだりゆとりがなかった経験から、専門の心理学や時間学の知識を活かして、ブログやHP・SNSなどで解決策を共有したり、本や小冊子で伝えています。
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マイペースとは先行逃げ切りタイプのこと
マイペースは「のんびり型」のことではありません。
自分のペースで最初から最後までタスクを進行できる人のことをマイペースといいます。
つまり、「先行逃げ切り型」のことを指します。
マイペースでものごとを進めたければ、人に先んじて行動を起こすことが大切です。
スケジュールにはブランクが大切である
自動車のハンドルに「あそび」があるからうまく運転ができるのと同じで、スケジュールにも「ブランク」「バッファー」といったゆとりが大切です。
すべてキチキチに詰め込まないでスキマをつくった方がうまくいくので、あらかじめスキマをつくっておくようにしましょう。
残業は「時間の借金」である
残業すると「残業代もでるし」「仕事をやっている感じになるし」「みんなもやっているし」何かよいことをしている気になってしまいがちです。
でも、よく考えてみてください。本当だったら就業時間内にやらなければならない仕事、終わらせなければならなかった仕事を時間外に先送りしていると考えられませんか?
しかも、職場の光熱費や機器、道具を潤沢に使って・・・。
それだけではありません。
自分の心を犠牲にし、自分時間を犠牲にし、家族を犠牲にし、命と同じである大切な時間を犠牲にしているのです。
よく考えてみてください。残業は単なる「時間の借金」です。必ず何かを犠牲にしています。その時間は別の時間で返さなければならないのです。
夜はダラダラするので作業を早く切り上げる
夜は起きてさえいれば、朝までデッドラインがないので、いくらでも時間がありそうな気になります。
それに加えて、体力、気力、集中力が格段に落ちているので、同じ時間をかけても効果が上がらないのです。
ダラダラと作業や思考を続けるよりも、早く切り上げて休息や別のことに時間を振り分けた方がトータルでリソースのムダがなくなります。
選択することに時間をかけないこと
人生においては、とても大きな選択をしなければならないときがいくつかあると思います。
でも日常の選択、「何を食べるか」「どの店で買うか」などの小さなことにあまり時間をかけないようにしましょう。どちらにしても大差ないのですから。
メニューが決まらない、買い物に時間がかかるといった時間の浪費の積み重ねが自分時間を浸食していきます。
時間を人と「ずらす」ことにより、「ゆとり」を得る
人間の行動パターンはだいたい「似たり寄ったり」です。
朝の通勤ラッシュ、昼のランチ、給料日のあとの銀行、休日のレジャーなど必ず混雑し、行列ができます。
食事、買い物、手続き、移動など様々な場面で時間を人と「ずらす」ことによって、「混まない」「並ばない」「高くない」という大きなメリットを享受することができます。
少しだけ人と時間をずらすと、「ゆとり」を持つことができ、時間を有効に使えるだけでなく、精神的にも安定します。
「忙しさ」をならして平らにする
「忙しさ」の源は、「多忙感」つまり「忙しい」と思う心にあります。
現実にそこにあるのは、「かかえているタスク量」と「持っている時間」、「かけられる労力」のバランスの不均衡で、これを頭の中、心の中で「気持ちのあせり」や「疲労感」とミックスされることによって感じているだけなのです。
ダンドリやスケジュール管理、タスクリストなどをうまく使って、タスクをならしてみると、意外と忙しさを感じなくなることが多いものです。
つまり、忙しさをならして「山と谷」を平らにすることが大切なのです。
明日履いていく靴を玄関にそろえておく
翌日履いていく靴を前の日に用意しておくと、それだけでも朝ドタバタすることがなくなります。
単に靴の準備ということだけではなく、心構え、生きる姿勢としても大切なことであり、前日天気予報などを確認する必要もあるので、ライフスタイルとして取り込むとよいのではないでしょうか。
翌日の天気予報をチェックする
天気と気温を前日にあらかじめチェックし、服装や持ち物を準備しておく習慣をつけましょう。
また、同時に次の日のスケジュールやダンドリに天気の影響がないかの確認をしておくようにすると、当日の朝にドタバタしなくても済み、精神的にもゆとりを持った朝をむかえることができます。
週末の買い物は帰りがけに済ませる
必要なもの、不足しているものを週末に買おうとすると、ある一定時間をその買い物に費やさなければならなくなり、買い物自体の時間、行動、移動時間、思考も拘束されてしまいます。
それを避けるためには、平日の帰りがけに「ついでに」買い物をしてしまいましょう。
仕事帰りのルートではたいがいのモノが手に入るので、その方が休日を有意義に過ごせます。
一筆書きの術
朝に限りませんが、家の中や買い物などに有効なワザとして、一筆書きの術があります。
これは、動線を考えてダンドリをするという単純なことなのですが、朝のことを考えてみると、洗面所、トイレ、キッチン、リビング、玄関、クローゼットなど、モノを取りに行ったり準備したりするのに同じところを何度も行ったり来たりしていませんか。
なるべく一度で済むように作業をまとめる、順番を変える、モノの置き場所を変えるなどして、動線をスッキリ一筆書きにすると、時間の浪費がなくなり、格段に自分時間が増えます。
夜討ち朝駆け
夜と朝の時間を有効に使うことによって、人の2倍、3倍の効果をあげることができます。
自分自身がその時間に何かをするというのではなく、「投げられるボールはあらかじめ前の日に投げておく」「受け取り・確認作業は朝一でやってしまう」ようにすると、自分が動いたのと同じ効果があり、結果的に相手より2日分有利にものごとが展開できます。
「夜のうちに何かを依頼しておいて、朝までに結果を受け取る」「朝一番に連絡が取れるように夜のうちにメールをしておく」など簡単なことなのですが、自分時間が格段に増えます。
時間を追う、決して追われないこと
時間は積極的に追う形で流れに乗ってしまいましょう。
流れに乗っているときは流れのパワーを自分の力に利用することができます。
でも、ひとたび追われてしまうと、自分でコントロールできないばかりか流されてしまって、自分の力を奪われてしまうので、時間に追われないように気をつけましょう。
追われているときは、精神的にも追いつめられて「負のスパイラル」におちいりやすくなります。
心を亡くすと書いて「忙しい」、亡くした心と書いて「忘れもの」
忙しい時って人になかなかやさしくできません。殺気だっていませんか。
言葉遣いや態度が雑になっていませんか。
心を亡くすと書いて「忙しい」。
また亡くした心、どこかに忘れてきたのでしょうか。
モノやコト、心を亡くさないように気をつけましょう。
病気は時間をムダにする
病気になると、病院に行ったり、検査したり、薬局に行ったり、保険の手続きをしたり、医療控除の手続きをしたり、入院してしまえば自由な時間はなくなります。
最悪命がなくなれば、自分の時間は消滅します。
病気にならないようにしましょう。それが時間を大切にすることにつながります。
時間をつくることに時間を使おう
いろいろ考えたり、工夫したりすると、時間を節約したり、増やしたりすることができます。
何も工夫をしないでやみくもに時間を使うよりも、「遠回り」だと思っても一旦立ち止まって「時間をつくる」ことを考えたり「仕組み」をつくったりすることにじっくり時間をかけてみましょう。
「時間不足」は「時間不足感」である
「時間が足りない」という状況は、実は「時間が不足している」と感じるところから生じています。
同じ時間でも自分でコントロールし、タスクを要領よくさばき、全体が見えていると、「不安」や「あせり」を感じることがないので「時間不足感」は生じません。
タスク量が多くて、本当に時間が足りないのであれば、「できることだけ」にしぼってやるようにしましょう。
待ち時間は「神さまがくれたブレイク」と考えよう
不意に待ち時間ができることがよくあります。
そんなときは「待たされた」「ムダな時間だ」と思わずに、「神さまがくれたブレイク」と思って積極的に休んでしまいましょう。
無理に予定を入れても中途半端ですし、後のスケジュールを圧迫するリスクもあります。
「時間を売る生き方」はしない
ビジネスマン、サラリーマンは月給、パートタイマー、アルバイトは日給、時給という形で、私たちは「時間」と引き替えに給料を稼いでいます。もちろん「労働の対価」として・・・。
残業したところで「時間単位」です。時間を「切り売り」してお金をもらっているとも言えます。
さらに言い換えれば、自分の命、寿命を切り売りしてお金をもらっているということなのです。
自分の命1時間はいくらでしょうか。1分いくらでしょうか。
売った時間は二度と戻っては来ません。
それでもあなたは残業しますか。
細切れ時間は「砂金」と同じである
細切れ時間は砂金のようなものです。集めればとても大きな金塊になります。そして大きな価値を生みます。
少しの時間もムダにしないように大切にしましょう。
「手帳を開くこと」は「人生を拓く」こと
手帳は「ワーク」「ライフ」「パーソナル」バランスをとるための大切なライフツールです。
単にスケジュールや行事を書き込むだけのためではなく、自分の生き方、行動のしかた、大切な人との約束など、自分の生涯に関わる大切なツールです。
手帳を開くということは、すなわち人生を拓くことにつながるのです。
時間が足りないときこそ本を読む
時間が足りないと感じたときは、何かに追いつめられていたり、焦燥感や不安で心がいっぱいになっています。
そんなときこそ、そのタスクに関係すること、生き方、考え方、時間の使い方などの本を読みましょう。
何か必ずヒントが見つかり、「氷がとけるように」、「霧が晴れるように」視界が広がることが多いものです。
附録 時間雑感 ―日々のひとこと、つぶやき―
ここまでお読みいただきありがとうございました。
この章は「附録」として、この本の流れとは直接関係しないのですが、私が普段、ホームページ、ブログ、ツイッター、フェイスブックなどのサイバーネットワークを通じてみなさんにお伝えしているエッセンスを少しだけご披露いたします。
前著「人生が爽やかに変わる時間術」でも100のチェックリストで少しとりあげたものもあります。
日常的なささいなことなのですが、やってみると効果があるものが多いと思います。
普段私が思っていることをとりとめもなく書いてみましたので、リラックスした気持ちでお読みいただき何かヒントを見つけていただければと思います。
「命」、「時間」、「お金」そして「人生」
「命」と引き換えに「時間」を得る、「時間」を売って「お金」を得る、
「人の時間」を「お金」で買う、「時間」と「お金」で「人生」を創る。
だから大切に使う。
「命」を「時間」に換え、「時間」を売って「お金」を得ている。それが『時給』の意味、つまり「命の値段」
自分が病気になって余命宣告をされた時、たとえば「あと三か月」と言われたら、時給1000円で働けるだろうか。たとえ1000円払ってでも一時間長く生きたいと思わないだろうか。
今の一時間も死ぬ前の一時間も同じ一時間である。だから今を大切にしたい。
時間を買う意味は、その成果物を自分がかけている時間より短時間に効率的に得られるということにある。それが対価として高いか安いかは自分で決める。
「ほんのひとかけらの時間」は意識していないが、やがて「人生」という大きな塊となる。あたかも一枚一枚の薄い紙を積み重ねて一冊の本をつくるように。
空っぽの時を積み重ねていくと空っぽの人生、白紙のページを積み重ねていくと真っ白で何も書かれていない本ができあがる。
もし自分の「命のろうそく」を見てしまったら、どちらにしても「努力しない人」になってしまうだろう。
同じようにタイムマシンで「未来の自分」を見てしまったら、やはり「努力しない人」になってしまうだろう。
いつ終わるかわからない限りある命だからこそ、人は前向きに努力することができるのである。
時間を元に戻すことはできない。仮にタイムマシンで過去に行けたとしても、すでに過去を知っている自分にとっては、その過去は「今」になってしまったのだから。
本当に過去に戻れたとしたら、過去のことを知らない自分に戻っているわけだから、知らないうちに同じ選択をし、同じ今、同じ未来を過ごすことになるだろう。過去に戻ったということも知らずに。
朝早起きするメリットはたくさんある
朝早起きするメリットはたくさんあります。
単に準備や行動が早くできるということだけではなく、何かトラブルが起こったときにリカバリー対応することができます。
早起きした分、自分時間が増え、アクティブな人生をおくることができます。
朝は気持ちが良い、いやな思いをしなくて済む、ゆとりができるといったメンタルな面でのメリットもあります。
良いサイクルが自分の中に生まれてきます。
アナログ時計を使う
「正確な時刻を知る」という意味ではアナログもデジタルも同じ機能です。
時間活用という点から考えると、時計は「時刻を正確に知る」という「点」の機能だけではなく、「持ち時間」や「残り時間」、「経過時間」「バランス」などといった「線」や「面」の性質を使ったとらえ方に使いたいものです。
そういうツールとして時計をとらえた場合、アナログ時計はじつに大きな役割を果たします。
アナログ時計は文字盤、針によって、経過時間や残り時間を視覚的にとらえることができます。同時に、時間を「面」や「面積」としてとらえることも可能なので、1時間、つまり60分を1/2、1/3、1/4、1/6などと直感的に認識することができます。
また、15分1ユニットで作業するときも、「あと何ユニット」と簡単にとらえることができ、効率よく作業が進められます。
1円高くても近くの店で買う
どうせ同じモノを買うなら、1円でも安く買う方が良いと思います。私もそう思います。
でも時間術の観点からは必ずしもそういうことにはなりません。
「1円安く買う」ためには、「1円安い」かどうかの判断をするためにチラシを比較したり、店まで足を運んで比較したりする時間とテマが必要となります。
また、複数のアイテムを買いに行くのであれば、それが倍増します。
それであれば、そのモノが手に入る一番近くの店で買いましょう。
お金はまた稼ぐことができますが、失った時間は二度と取り戻すことができません。1円のために命の時間を使いますか。
スタートを切るまでの速さがポイント
何事にもトラブルはつきものです。
早くスタートを切っていれば、トラブルシューティングもしやすくなりますし、時間配分の選択肢も格段に増えます。
他に妨げる要因がないのであれば、迷わずできるだけ早くスタートを切りましょう。ダラダラと考えていても意味がありません。行動を起こすことがゴールへの第一歩です。
七章 家族の時間は「今」しかない
なぜ私が家族との時間にこだわるのか、それは「今」しかないからです。
人それぞれいろいろな考え方がありますので、軽い気持ちで聞いてください。
人は生まれてから日々成長し、歳を重ねていきます。
生まれたばかりの赤ちゃんから、幼児、子ども、少年、青年、大人、親、そして老人となるまで毎日少しずつ歳を重ねていきます。
「またあたりまえのことを言っている」と思うかもしれませんが、じつはこれは「すごいこと」なのです。
人が毎日歳を重ねながら生き続けていくこと自体「すごいこと」なのですが、それ以上に、「家族として出会い」「共に暮らし」「同じ時を過ごしていること」がすごいのです。
自分はたまたま両親のもとに生を受け、大切に育てられ、兄弟姉妹がいる人はまたそこで出会い、大人になって一生のパートナーと家族になる約束をします。そしてそこに子どもが生まれ、自分は親となり子どもを育てていきます。自分の両親やパートナーの両親は祖父母となり一緒に子どもを育てます。
たまたま「ある時」「ある家」に生まれ、家族と出会い、一緒の時を過ごすのです。なんて運命的な出会いなのでしょうか。そして日々の楽しみ、悲しみ、苦しみ、喜びなどを共有し、同じ時間と空間を過ごすのです。このことだけでも「すごいこと」だと思いませんか。
ですから、まずこの運命的な出会いを大切にしましょう。
また、その家族も刻一刻と歳を重ねているのです。同じ日は二度とありません。子どもはすぐに大きくなります。大人は「あっという間」に歳をとります。つまり家族の時間には「今」しかないのです。
たとえば子どもが小さいときはみんな一緒に旅行に行っていたけれど、大きくなったら、勉強や習い事、クラブ活動や友人との約束などの予定が入り、なかなかみんなの予定が合わないということはよくあります。とにかく「今」を楽しむしかないのです。それこそ「ワンチャンス」だと思ってください。
また、自分が子どもの頃や若い頃反発していた両親が歳をとり、「老い」を感じるようになったとき、自分も子育ての真っ最中でしょう。子育てをしてみて、本当にはじめて親のありがたみがわかります。そして感謝の気持ちとともに、これから先、自分が両親に何をしてあげられるかを考えるのです。
そう思ったら、そのときすぐに動かなければなりません。電話1本、手紙やメール1通でよいのです。「今何してた」「元気にしてる」「今日何食べた」だけでもよいのです。「今、つながる」ことが家族には大事なのです。
過ぎてしまった時間は戻ってきませんが、家族との「今」を積み重ねていった結果が「想い出」になるのです。
ですから「今」を積み重ねていかなかった家族には「想い出」がありません。家族の「今」を1ページずつ積み重ねていくと「家族の想い出の本」ができあがります。そう考えると、白紙のページを重ねたくないですよね。
もう一度言います。家族の時間には「今」しかありません。そう心に刻んで家族一人ひとりの顔を見つめて「にっこり」してみてください。きっと幸せになります。
⑤朝や休日のゆとりのひとときを楽しむ
そして「パーソナル」の部分で忘れてはいけないのが「ゆとりのひととき」です。
人間にとってこの時こそ「至福の時」ではないでしょうか。私の場合は、不安や心配ごとがなく、ゆったりと落ち着いた気分でコーヒーを飲みながら音楽を聴いたり、本を読んだり、映画を観たり、あるいは頭の中を空っぽにして散歩をしたり、サイクリングをしたりします。これがもっともぜいたくな時間の使い方ではないでしょうか。
すべての時間が「ON」では疲れてしまいます。「OFF」を積極的に楽しみましょう。
ただし、「ON」があってこその「OFF」なので、「ON」も精一杯活動しましょう。
これらが私なりの「ライフ」と「パーソナル」を楽しむコツです。少し恥ずかしいのですが、「この本を読んでくださったあなただけにそっと」お教えしました。よろしければぜひためしてみてください。きっと幸せになります。