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岩下敦哉の時間考

身近な「時間と心のゆとり」アドバイザーのあつやです。自分自身が時間をうまく活用できなくて困ったり、あがり症・人見知り・引っ込み思案で悩んだりゆとりがなかった経験から、専門の心理学や時間学の知識を活かして、ブログやHP・SNSなどで解決策を共有したり、本や小冊子で伝えています。

「週末」は木曜日の夕方からすでに始まっている

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「週末」は木曜日の夕方からすでに始まっている

「週末」は木曜日の夕方からすでに始まっている


週末は土曜、日曜だけではありません。


金曜日の夕方からの時間を楽しむことができます。その金曜日の夕方からの時間を楽しむためには、その日の仕事のダンドリが大切で、さらに言うと、木曜日のダンドリがとても大切になります。


金曜日一日の仕事をスムーズに進めるために、木曜日にうまくダンドリをする必要が出てくるのです。


そういう意味で、週末を楽しむためには木曜日がポイントになります。つまり、週末は一週間の半分、木曜日の夕方から始まっているのです。


 


細切れ時間は「砂金」と同じである


細切れ時間は砂金のようなものです。集めればとても大きな金塊になります。そして大きな価値を生みます。


少しの時間もムダにしないように大切にしましょう。


 


「手帳を開くこと」は「人生を拓く」こと


手帳は「ワーク」「ライフ」「パーソナル」バランスをとるための大切なライフツールです。


単にスケジュールや行事を書き込むだけのためではなく、自分の生き方、行動のしかた、大切な人との約束など、自分の生涯に関わる大切なツールです。手帳を開くということは、すなわち人生を拓くことにつながるのです。


 


時間というものは、「あわてている時は足りない」が「ヒマな時は余る」ものである


時間というものは、自分がおかれた状況により感じ方が変わり、伸びたり縮んだりします。


約束の時刻に間に合わないとき、電車に乗り遅れそうなとき、テストのときなどは「足りない」と感じますが、やることがないときは「時間をつぶす」というようにヒマを持て余してしまうものです。


これをコントロールできれば素敵だと思いませんか?


 


本はたった数時間で他人の人生を教えてもらえるツールである


読書の素晴らしさは、その本を書いた人のノウハウや哲学、人生をたった数時間で追体験できるところにあります。こんなに素晴らしいツールきはありません。


昔の人が書いた本も読むことができるのです。まさに「タイムカプセル」です。ものすごい圧縮率の時間貯金ではないでしょうか。


本を読まないという選択肢はありません。


 


身の丈にあった道具を使う


道具は何かを成し遂げるために使います。


その道具自体を使いこなすのにテマヒマかけるのは本末転倒であまり意味がありません。


使い方が複雑でわかりにくかったり、練習やスキルが必要で、その道具を使うこと自体が難しいものを使うと、本来の目的を達成するために大きくまわり道をしてしまいます。


また、不要な高機能の道具も必要ありません。余計な機能がついていたり、目的以外のさまざまな用途に使えるとしても、今は必要ありません。設定や準備に時間がかかったり、覚えるのにテマがかかったりします。


大切なのは、「目的を達成すること」なのです。決して「道具を使うこと」ではありません。必要十分、身の丈に合った道具を使うことで、無用なテマヒマの浪費をなくして自分時間をつくりましょう。


 


ペン立てを整理する


つきつめて言ってしまえば、ペン立てはいりません。


その作業に必要な筆記具だけ用意すれば良いのです。同じ機能のモノが複数あったり、あまり使わないモノ、使いにくいモノ、使えないモノが占領していませんか?さがしたり、よけたりするのもひとテマかかります。それならばいっそのこと、ペン立てをやめてしまいましょう。


たいがいのことは、4色ボールペン+シャープペンのマルチペンで用が足ります。家でも外でもこれ一本持っていれば不自由なことはないと思います。


あなたもぜひ試してみてください。


 


時間が足りないときこそ本を読む


時間が足りないと感じたときは、何かに追いつめられていたり、焦燥感や不安で心がいっぱいになっています。


そんなときこそ、そのタスクに関係すること、生き方、考え方、時間の使い方などの本を読みましょう。


何か必ずヒントが見つかり、「氷がとけるように」、「霧が晴れるように」視界が広がることが多いものです。


 


ライフツールを身につけて持ち歩く


いつでもどこでもアクティブに活動できるように、ライフツールを身につけて持ち歩くことをお勧めします。定期券、免許証、保険証、身分証、診察券、クレジットカード、キャッシュカード、名刺(二枚)、緊急用現金(五万円)、ポストイット(三枚)、手帳用ミニペン、家のカギを名刺入れに入れてベルトワイヤーにつけてポケットに入れておきます。


これに加え、上着のポケットに手帳、携帯電話、マルチペン、ポストイット、印鑑を入れて持ち歩くと、いつでもどこでもたいがいの仕事や手続き、行動ができます。


仕事の行き帰り、時間が空いたとき、待ち時間などにさまざまなことができるようになり、結果的に自分時間を格段に増やすことができます。


 


マルチペンとポストイットを家中に置く


外出のときに持ち歩くだけでなく、家の中でもアイディア、タスクなどを思いついたときにすぐメモできるように、家のあらゆる所にマルチペンとポストイットを置いておきましょう。


とくに、トイレ、ベッドルーム、脱衣所、キッチンなどでは、アイディアを思いついたり、ふと用事を思い出したりすることがあります。でもまたすぐに蒸発して消えてしまうので、その場でメモすることが大切です。


ぜひ試してみてください。自分時間を有効に使えるようになります。


 


満員電車を避け、座れる電車に乗る


同じ時間を過ごすのであれば、「何もできずただ苦痛なだけの満員電車」よりも、「座れる電車」の方が快適です。考え事をするにも、雑音や刺激が少なくて集中できます。


トラブルや不意の時間泥棒を遠ざけることもできますので、「満員電車が好き」という人以外は一日二時間、年に約一ヶ月の時間をムダに過ごさないようにしましょう。


 


バッグインバッグで入れ替えをスムーズにする


ビジネスでもプライベートでも持ち歩くような基本的な共通アイテムは、小さなポーチやバッグに入れて、カバンを変えるときはそれごと入れ替えをすると、時間もかからず忘れ物もなくなります。


昼休みや旅行などもそれを持ち歩けばいつもアクティブに活動することができます。


 


メンテナンスフリーの道具を使う


メンテナンスに時間や手間のかかる道具はなるべく使わないようにしましょう。


道具はそれを使って何かを成し遂げるために使うものです。「それを使うこと」自体が目的ではありません。道具を使うこと自体が趣味につながるのでなければ、なるべくメンテナンスフリーの道具を使い、自分時間を有効に活用しましょう。


 


一週間分の着る服を決めておく


週末の金曜日(木曜日)に、翌週着る服をあらかじめ決めておきます。


朝の時間に迷わなくて済みますし、準備する時間も一度で済みます。出がけに「あれがないこれがない」というさがしものもなくなり、動線もスッキリします。


また、日曜日の夜に準備をすると、ブルーマンデーの引き金にもなりますので、週末にやっておきましょう。


 


道具は定位置、使う場所の近くに置いておく


何かをしようと思ったとき、道具を探すことは時間の浪費です。道具を探すことに時間を費やし、本来やりたいことができないのは、本末転倒です。


道具は定位置を決め、使い終わったら元の位置に必ず戻す習慣をつけましょう。また、使う場所の近くに収納し、使うこと、取り出すことにテマヒマかけないようにしましょう。


 


予約をしておいて行列には並ばないようにする


食事、乗り物、手続きなど、あらかじめ予約のできるものは事前に予約をしておきましょう。予約をするひとテマをかけることで、行列に並ぶことがなくなるといった時間的なメリットがあります。


また、売り切れ、お休み、トラブルといったこともなくなるので、大きな時間の損失というリスクも避けることができます。


そして、優先的にサービスを受けられるという精神的なゆとり、優越感、安心というおまけまでついてくるのです。


ぜひ予約の習慣をつけましょう。


 


専門のサービスを使う


多少お金がかかっても、専門のサービスを使うことをお勧めします。


専門サービスを受けると、そのことにかかる自分のテマヒマだけでなく、そのことを自分が上手にできるようになるためのスキル獲得・時間、道具の準備や片づけのテマヒマ・コストなどをする必要がなくなり、格段に自分時間が増えます。たとえば、洗車、エアコン掃除、庭木の手入れ、日曜大工、料理、家事など身近なことでもいろいろあります。


専門のサービスを使い、自分時間が増えた分家族のため、自分のための時間を有意義に使いましょう。


 


時間活用ツールを使って頭の中をスッキリ空っぽにする


手帳やタスクリスト、時計、タイマー、アラーム、リマインダーなどの時間活用ツールを使って頭の中をスッキリさせ、今のタスクに集中できる環境をつくりましょう。


そして、気になること、不安なことを頭の外に出し、心の安定をはかりましょう。


「今」に集中することでタスクのスピード、クオリティが上がり、結果的に自分時間が増えることになります。


 


関連情報を一カ所にまとめておく


日常的なことで言うと、食事の「デリバリーサービス」・「てんやもん」のメニューをクリアファイルに入れてひとまとめにしておくといったことです。


何か注文したいときに、探したり、集めたりするテマヒマがなくなり、スムーズに頼むことができます。


仕事でも同じことが言えます。一事が万事です。


 


紙と布をなるべく減らす


「紙」と「布」はそこにあると乱雑に見える、つまり片づいていないように見えるのです。しかも次から次へと増殖するという性質を持っています。


そればかりか、「必要なモノを隠す」という恐ろしい性質も持っているのです。


ですから、必要のない紙や布は整理整頓しておかないと、モノを探すテマヒマ、片づけるテマヒマ、心理的な圧迫、不快感などをどんどん倍増させることになります。気がついたら片づけるようにしましょう。時間の節約になります。


 


週末の買い物は帰りがけに済ませる


生活に必要なもの、不足しているものを週末に買おうとすると、ある一定時間をその買い物に費やさなければならなくなり、買い物自体の時間、行動、移動時間、思考も拘束されてしまいます。


それを避けるためには、平日の帰りがけに「ついでに」買い物をしてしまいましょう。仕事帰りのルートではたいがいのモノが手に入るので、その方が休日を有意義に過ごせます。


 


月曜朝一の仕事は金曜日のうちにダンドリ・準備をしておく


月曜日に出勤したときにやる仕事を日曜日の夜に考えるとブルーマンデーになりやすくなります。


頭のスミに仕事のことがあると休日の午後から気になり、だんだん増殖していきます。ですから、金曜日の午後にダンドリをとって準備も済ませてしまいましょう。そうすれば月曜日の朝は「ただ行くだけ」です。そうやって職場に着くまでの爽快感をぜひ体感してみてください。


 


財布の中に5円、50円、500円、5000円を入れない


財布の中身をシンプルにしましょう。


最近はキャッシュレスが進んできましたが、まだまだ支払いのとき、レジで細かいお金をさがして後ろに行列をつくっている人をよくみかけますよね。あなたもそうなっていませんか。


財布に入れる金種を限定することによって計算・支払いが格段に早くなります。


「5」の数字を含めた組み合わせ、おつりのもらい方を頭の中でいちいち計算するよりも、なるべくそれらを財布から早く追い出してしまった方が時間の節約になります。2000円札は瞬時に使ってしまいましょう。レジ渋滞が緩和されます。


 

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