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岩下敦哉の時間考

身近な「時間と心のゆとり」アドバイザーのあつやです。自分自身が時間をうまく活用できなくて困ったり、あがり症・人見知り・引っ込み思案で悩んだりゆとりがなかった経験から、専門の心理学や時間学の知識を活かして、ブログやHP・SNSなどで解決策を共有したり、本や小冊子で伝えています。

不安・心配・プレッシャーから解放され、スッキリする(自分⇔頭と心)

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不安・心配・プレッシャーから解放され、スッキリする(自分⇔頭と心)

不安・心配・プレッシャーから解放され、スッキリする(自分⇔頭と心)


 


不安とは「安全でない」ということ


不安は、「安全でない」ということを自分に知らせるサインです。


はじめての場所へ行くときは、そこは未知の場所であり、自分にとって安全な場所かどうか確認が取れていないですし、はじめての人に会うときは、その人が自分にとって安全な人か、つまり自分に危害を加える人か、自分と敵対する人か、自分と合わない人かなどがわかっていないのです。


 


不安には2種類ある


 不安には2種類あります。「知らないから不安」という不安と「何が起こるかわからないから不安」という不安です。言い換えれば、「知らないことを知ればなくなる不安」と「そのことを知ってもそのことが終わるまで解決しない不安」の2種類があるのです。


 


「知らないから不安」


「知らないから不安」は「知らないこと」を人から聞いたり、調べたり、実際に見たり、経験してみたりして、「知ること」によって解決する不安です。


私たちは、自分の安全をはかるため、知らないことについて不安を感じ、それを解消するために調査や探索行動をとって少しずつ知ることによって不安を解消しています。むしろそのために「不安という感情のメカニズム」を創り出したといってもいいかもしれません。


ですから、「知らないことを知ればなくなる不安」ということになり、比較的容易に不安の解消ができるのです。


 


「何が起こるかわからないから不安」


「何が起こるかわからないから不安」というのは、引っ越しをしたり、進学して新しい学校に入学したりするときに起こる不安です。


この種の不安は、引っ越し先の地図や地域情報などをいくら調べても、あるいは学校案内、学校説明会などでその学校の情報を調べていても、実際に暮らしてみてわかること、実際に入学してみてわかることが多いので、次々と知らなかったことが出てきて、最初に一度調べたことだけでは不安の解消につながらないのです。


ですから、「そのことを知ってもそのことが終わるまで解決しない不安」となり、すぐには解決できません。


この不安に苛まれたときは、しかたがないので、「その不安を受け入れ、少しずつ知っていくことにより解消されるのを待つ」ということにつきます。それしかありません。


 そして、私ができるアドバイスは次の3つです。


「みんなが同じように不安になります。」


「誰かに聴いてもらうと楽になります。」


「自分だけが弱い心を持っていると思わないことです。」


 


不安と心配は違う、お化けは見えないから怖い。顕在化・可視化する。


相手をするモノゴトが見えないから漠然とした「不安」が湧き起こるのであって、見えたら具体的な「心配」に変わるのです。


お化けは見えないから怖いと感じるのです。つまり「見えない」から、「正体がわからない」から怖いのです。実体がないので、頭と心の整理、思考の解決をすることができず、いつまでたってももやもやと不安が続くのです。しかも、考えれば考えるほど膨張していきます。


相手の実態がわかってしまえば、どういう相手で、どう攻略するか、どう戦うかが見えてきて、具体的な「心配事」に変わります。


ですから、なるべく早く「不安」を「心配」に変えてしまいましょう。


 


「不安」はみんな持っている


だれでも「不安」を感じてあたり前です。大切なのはそれにどう対処するかが大切です。


人間だれしも、「不安がない」「まったく動じない」というわけにはいきません。不安は感じてあたり前、その不安にどう向かっていくか、そうなった時にどう対処すればよいかという具体的な方法を探す事で、心もちを安定させ、落ち着いた行動をとることにつながります。


 


不安を感じた時は


不安を感じるとき、「これからのすべての活動を停止・休止・禁止する」というのではなく、「暗い夜道を歩くように、足元をライトで照らして慎重に一歩一歩進んでいきましょう」というぐらいの気持ちでいることが大切です。


経験的に、不安なときは、「長くゆっくりとした呼吸」と「軽いウォーキング」が効果的です。心臓の拍動は自分でコントロールすることはできませんが、呼吸は自律的にも意識的にも動かすことができ、それを意識的にコントロールすることによって、身体の動きから心にアプローチすることができます。


呼吸を整え、ゆっくり呼吸することによって、「身体は落ち着いているのだ」と錯覚させ、心を落ち着かせていくのです。ある意味、自分の心をだましているとも言えますが、たいへん効果があります。


そして、ウォーキングなどの軽い運動をすることで体に少しだけ負荷をかけ、心の緊張感・ストレスとのバランスをとっていきます。すると、身体と心の負荷が均衡してきて、自然と不安が薄らいでくるのがわかります。


不安であることが自覚できているのであれば、「自分は不安な状態である」「自分は不安を感じている」「不安に思っていることがある」ということをまわりの人に伝えてしまうという方法が解決への近道です。


不安を自覚し、伝えてしまうことによって、自分自身もその状態をあらためて自覚(他覚)することができ、相手も、「あの人はそう思っているから不機嫌なんだな、イライラしているんだな、態度がおかしいんだな」と納得がいくようになります。


 


不安の理由を「目で見える」形に表現してみる


「理由はわからないけれども不安でたまらない」状況はよくあります。


そんな時は、心に思った事や頭に浮かんだことや言葉を紙に書きだしてみましょう。


例えば、なんとなくと「明日が嫌だな」と感じたならば、それを紙に文字で書く事で「なぜ明日が嫌なのか」「なにが嫌なのか」「自分の心がどう感じているのか」と不安の理由がはっきりしてきます。そして書き出す事で、脳の混乱やあれこれ考える作業負担が軽くなり、その分脳が対策を考える余裕がでてくるのです。


 


不安や心配を解消する方法


 なぜ私たちは不安や心配を抱えてしまうのでしょうか。「不安」「心配」とはどういうものなのでしょうか。


それは「不安は見えない、わからないから不安」、「心配は知らない、やったことがないから心配」ということなのです。


 「不安」は、おばけのように、見えないものごと、何だかわからないものごとに対して抱く漠然とした感情や感覚です。


これに対して「心配」は、知らないことややったことのないこと、つまり経験したことのないものごとに対して抱く感覚、感情です。


ですから、「不安」に対しては、見えるようにすること、「心配」に対しては、情報を集めたり、調べたりしてみたり、あるいは実際経験してみることで解消することができます。


また、悩んでもどうにもならないことに悩まないことが重要で、どうにもならないことは、誰にとってもわからないのですから、引きずって悩むだけ時間と心のエネルギーのムダというものです。


ですから、どんな不安や心配を抱えているのかをはっきりさせていくことからはじめましょう。


 


無理やりポジティブになろうとしない


不安な気持ちや心配なことがあるなら、その心をあるがままに受け入れてしまいましょう。つまり、「不安がある」、「心配事がある」と自分自身できっぱりと認めてしまうのです。


そうすると、気持ちも楽になり、むやみに不安や心配事に振り回されなくなります。まず自分の気持ちに正直になって、不安や心配事と向き合うことが大切です。


そして、無理矢理それにさからってポジティブになろうとせず、ただひたすらそれを受け入れていくことから始めましょう。


 


不安を手放す


不安は手放しましょう。


といっても、どうしていいかわからないですよね。


例えば、不安な気持ちをそのまま友人や知人などに話してみるのも一つの方法です。つまり一人で抱え込まないで自分の外に出してしまうことです。一人で抱え込んでいると、どうしても考えが自分の中だけで堂々巡りになって、不安がどんどん膨らんでしまいます。グチでも告白でもカミングアウトでもかまいませんので、思い切って誰かに話してみましょう。そうすると不安はどんどん小さくなっていきます。


 


頭の中、心の中の声を紙に書き出す


本当の自分を受け入れるためには、自分の表と裏、光と影の部分をすべて見ること、認めることです。


そのためには、自分の頭の中の思考や心の中の感情にしっかりと意識を向け、自分は普段なにをどのように考えているか、感じているかを把握することが大切です。


その方法は、とにかく紙に書き出してみることです。


頭で考えていること、心で思っていることは、すぐに蒸発して消えてしまうので、必ずノートなど紙に書き出してアウトプットしてください。


毎回外に出していくと、無意識に考えていたこと、思っていたことに自分自身気づき、フィードバックされます。


そうやって書き出したものを、良い悪いなどと判断せずに、「ああ、自分はそう感じているのか」とただ自分にフィードバックする練習をしてください。


自分の中から次々に出てくる様々な思考や感情を、紙に書いてそのまま眺める練習をしていくと、いろいろなことに気づきます。


そして何度もくり返していくと、自分の癖になっている思考パターンや感情の傾向を見つけることができるようになります。


 


「自分の中に知恵の神さまがいる」と考える


「答えは自分の中にあります」と事あるごとにお伝えしていますが、難しい課題に直面した時は、「自分の中に知恵の神さまがいる」と考えましょう。


そう考えれば、すぐに答えがわからなくても、パニックになったり、見栄を張って答えを知っているふりをしたりする必要はなく、穏やかな気持ちでじっくり答えを見つけることができるようになります。プレッシャーや焦りから解放され、落ち着いた気分になれます。


 


「不測の事態」を「起こり得る可能性の一つ」と考える


人は誰でも予想外の事が起きるとパニックになります。


何かのトラブルが起きたとしてもそれに対する対処法がわかっていて、自分がそれに対応可能であり、確実に実行できる状態であればそれほど不安にはなることはありません。   


「こういう事態になれば、こういうトラブルが起きる可能性がある」という予測を立てれば、不安は確実に軽減していきます。ゴールまでのコースを何パターンも作っておくようにすればよいのです。


 


トラブルシューティングを考えておく


日常的によく起こる可能性のあるトラブルに対して、リカバリーの方法をいくつか用意しておくと精神的な安定につながります。


外出に財布を忘れた時、帰るための交通費や一日過ごせるだけの現金をバッグや定期入れに入れておくなど「トラブルシューティング」を用意しておくと安心です。


何か起こった時に慌てず、騒がず、落ち着いて対処することができれば、心がざわついたり、不安に苛まれることがなくなります。


感情の取り扱い方ひとつで、「感情にふりまわされなくなり楽になる」「嫌な気分を引きずらなくてよくなる」「解放されて自由に生きることができる」のです。


 

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