身近な「時間と心のゆとり」アドバイザーのあつやです。自分自身が時間をうまく活用できなくて困ったり、あがり症・人見知り・引っ込み思案で悩んだりゆとりがなかった経験から、専門の心理学や時間学の知識を活かして、ブログやHP・SNSなどで解決策を共有したり、本や小冊子で伝えています。
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効率良く、上手に使う(ムダなく100%すべて使い切る)(消費)
浪費とは異なり、「目的を持って積極的に時間を使う」のが消費です。そして同じ使うなら時間を「ムダなく全部使う」「100%すべて使い切る」「残らず最後まで使う」ということが大切です。言い換えれば「時間の純度をあげる」とも言えます。なるべく効率よく、上手に時間を使います。
これはおもに「時間の効率」に着目した使い方のポイントです。
待ち時間やタイムロスなどをなくすように、モレ・ダブりなくダンドリをし、なるべく時間のスキマをつくらないように使うのがコツです。つまり「スーツケースのパッキング」や「バケツに砂や石をつめる作業」に似ています。パズルのようにつめ込んでいきムダなく使いましょう。
また、「足ぶみ・アイドリングをしない」「最後までスピードを落とさない」「ムダな作業をやめる」など、設定した時間内すべてをその目的のために100%使い切るということが大切です。
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中断・空白の時間をなくす(スカスカ)(浪費)
もう1つは作業が「中断する」パターンです。
何か作業しているとき、あるいはしようとしているときに、「あれがない、これがない」と探したり、「そういえばこれをやってなかったから次にすすめない」「誰かに頼んであったことが終わってないからすすめない」「道具がこわれていて使えない」「あれを買っていなかった」など中断させられることがよくあります。
すると、せっかくペースをつかんでいた作業が止まってしまったり、先にすすめなくなったりして中断し、結果的にゴールにたどりつけないことになります。
この原因はおもに「モノ」や「人」へのダンドリやメンテナンスの悪さにあります。
いわゆる「手待ち時間」もこれにあたり、時間の浪費の1つのパターンになっています。
また、「何もやらない時間」「目的外のことをしている時間」「ものごとを先延ばししている空白の時間」「思考が停止している時間」「スキマだらけの時間」「やることがわかっていないので作業が止まってしまっている時間」「動いていない時間」「スイッチオフの時間」などのまったく動けていない時間も意外と多く、多くの時間を費やしたつもりでも、実働の時間は少なく、成果があがらないことがよくあります。これは「空白の時間」です。
この「密度の低い時間」と「中断・空白の時間」の2つのパターンは日常生活ではよくおこることで、しばしば両方同時におこることもあります。どちらも「見かけの時間」としては作業しているのですが、「正味の時間」はあまり多くなく、結局成果につながらないことになります。これもやはり自分で気づいていないことが多く、ついくり返してしまう行動パターンの1つです。
これらについては後で具体的な対処法をお教えします。
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密度の低い時間をなくす(ダラダラ・ノロノロ)(浪費)
私たちもよく経験することですが、作業自体やってはいるのですが集中できなかったり、気が散ったり、やる気が出なくてついダラダラと作業してしまうことがあります。
時間をかけたわりには作業がはかどらず「ダラダラと時間を過ごしてしまったなあ」ということになるパターンです。私もよくあります。
「ゆっくり・のろのろ作業している時間」「寄り道作業をしている時間」「モティベーションが低下している状態の時間」「なんとなく作業をやっている時間」は、「作業状態」としてはスキマなく継続しているのですが、ムラがあり、中身がスカスカの時間なので、実働時間としては、「密度の低い時間」となります。
これはおもに精神的な面が大きく、「イヤイヤ感」「やらされ感」「目的がない状態」「ゴールが見えていない状態」「気乗りしない状態」などの原因があります。これは作業の効率が下がり、動いているけれど力が入っていない状態の時間です。このままではスピードに乗れず、ずっとスローペースのままです。
こういうときはなるべく作業を「自分ごと」としてとらえ主体的にすすめること、そして「やること」「やらないこと」をきっぱりと決めて相手を減らすことが大事です。
またこの状態のままだと他のことに気が向いてしまったり、あれこれ考えてしまったりして注意力も散漫になり、間違いが多くなったり、考えがまとまらず思考が行ったり来たりします。結果として時間をかけたわりに成果があがらず、ゴールにたどりつけない場合もあります。
これは大きな「時間の浪費」につながります。でもなかなか自分ではそれに気づかないことが多いので気をつけましょう。
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時間はお金と似ている?(時間の経済学) ―浪費・消費・投資―
さて、時間とお金はもちろん違うものなのですが、「使い方」という面で少し似ているところがあるのです。たとえば「浪費」「消費」「投資」という概念に置き換えて考えてみるとわかりやすいでしょう。
単純ではありますが、「浪費」「消費」「投資」というこの3つのキーワードを使って時間の性質や使い方について考えてみましょう。「使い方」に着目するのは、この本のゴールである「幸せな時間の使い方」に直結する大事な観点だからです。
先の「時間の性質」とともに、この側面がわかるようになると、時間がより身近なものになり、時間の使い方が格段に上手になるはずです。
まずは「時間の浪費」という言葉があるように、私たちは将来のために役に立たないこと(たとえばゲーム、テレビ、ネットサーフィンなど)でムダ遣いをしてしまいがちという点でお金と似ています。また目的を持って積極的に時間を使う「消費」、少し前倒しにして「貯めたり」、人の力を使って「増やしたり」してから時間を使う「投資」という概念も時間とお金の共通点としてあてはまりやすいのではないでしょうか。
一方で時間はそのままでは直接貯めておくことができないため、お金より使い方を工夫し、よりデリケートに扱う必要があります。放っておけば自動的にどんどん時間はなくなってしまいます。だからといって「どうせなくなるなら浪費した方がマシだ」などと投げやりに考えてはいけません。なぜなら時間は「命」なのですから。
ここでは「お金の使い方の概念」を少し取り入れて、これらのことについて話していきたいと思います。
さて、「時間の浪費」というと単なる「ムダ遣い」という意味だと思うかも知れませんが、ここではもう一歩進めて「目的(ゴール)を目指して進んでいるときにうまく使えていない状態」と考えてください。
この「浪費」は大きく2つのパターンに分けられます。1つは「密度が低い」パターン、もう1つは「中断する」パターンです。
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時間は伸び縮みする…心・身体・環境で時間の感じ方が変わる
アインシュタインやホーキング博士の理論の話をしているのではありません。
みなさんもよく経験することだと思いますが、自分の気持ちや置かれている状況によって、時間の感覚が伸び縮みし、「もうこんな時間」と感じたり、「まだこれだけしか経っていないのか」と感じたりすることがあります。これには諸説あり、様々な分野の研究者たちがいろいろな見解を出しています。
たとえば、「時間への注目の仕方により、時間の流れの感じ方が変化する」「大人と子供の時間の感じ方は異なる」「病気のときは時間の流れがゆっくりしているように感じる」「命の危険にさらされているときはスローモーションのように感じる」「動物は身体の大きさにより呼吸や心拍の数が異なり、それにより時間の感じ方やまわりの動きの見え方、寿命が異なる」といったような研究がなされており、学会でも様々な角度から活発に議論されています。
経験的にもわかると思いますが、時間は自分が置かれた状況で「ものさし」自体が伸び縮みするので感じ方が変わるのです。忙しい時とゆとりがある時、朝と夜、平日と休日など、その状況により「ものさし」が変わったように感じ方が変化します。つまり主観的には時間は伸び縮みするものなのです。
そのことを理解していれば、それを逆手にとって気持ちや環境・状況を調整し、ゆとりある時間を過ごすことが可能となります。そして、準備、ダンドリ、手順などをうまくおこなうことにより、ある程度自分自身の時間の流れを自在にコントロールすることができるのです。
このようにあたりまえのような「時間の性質」をあらためて確認してみると、何か自分自身の中に少し見えてきたものがありませんか。そして、「時間を大切にしたい」という気持ちになってきませんか。
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